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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第5章 巨大な白鯨


「そりゃ、遠いところまで悪かったねい。だが、ここからは俺たちの縄張りだ…入らないでもらおうか。」
『それはいま関係ありません。私たちは助けを求める声を聞いて、助けにきたのです。むしろあなたたちが退くべきです。』

バチバチと視線が絡んでいるのは知っている。

「お前…名前は…」
『アンです。』
「お前が最年少将校か…よいッ!!!」

不死鳥は自身の能力で変化した足で私に攻撃をしてきた。見聞色の覇気を使い。避けるとすぐに持っていた剣を構え、切り掛かった。

『なんでいきなり…攻撃するんですかッ!!!危ないでしょッ!!』
「まさかッ、避けるとは思わなかったよいッ!!!」

足を出せば殴られ、剣を出せば止められる。

「アン少将ッ!!」
『手を出さないでくださいッ!!!』

攻撃は全て止めれる…一瞬たりとも気を抜くことはできなかった。それが間違っていた。

「おい、海が…海が…どうなってんだ?」

その光景はまさしく異質…海がこの船を中心に波を立てていた。そして、生き物のように蠢いていたのだ。

『ッしまった…!!』

ほんの小さな声で漏らしてしまった一言。彼が聞き流すわけがなかった。

「お前…まさか…」
『…ッ!!! 不死鳥のマルコ!!!あなたに免じて、明日の夜明けまでここで待ちましょう。もし、それまでに島内の海賊が退治できなければ、私達は出動します。』
「…いいだろう…それまで近辺の停泊を認めるよい」

不死鳥はそういうと来たときのように不死鳥の姿に戻り、白く大きな鯨に戻っていった。








Side.Marco

「親父!!!面白え奴がいたよい!!」
「グララララッ…おい、マルコッ!おめェ海軍にあってたんじゃねェのか?」
「その海軍の1人がガキでよ…ありゃ、大海の天使だ」
「あははははッ!!何言ってんの、マルコ!」
「あ”?」
「大海の天使って、あの悪魔の実の能力者でしょ!そんなの本当に向こうにいたら、俺たち終わりじゃん!」
「グララッ…ハルタッそんなことねェ!俺にァわかる。あいつは大海を操る力を持ってやがる。」

親父は目を細めて、海軍の船を見ていた。

「そんなことがあるなら、なぜ大将の地位にいないんだ?」
「そんなの決まってるだろい?」

人間兵器にされねェように隠れてんだよい。あんな小せェガキに悟られてんのかい。
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