第11章 海常高校戦:番外編
黄瀬「あれ?先輩、猫にでも引っかかれたんすか?」
黄瀬の問いに後ろにいた真弓子は真っ赤になって俯いた
笠松の腕にはあの日、真弓子がしがみついた爪あとがくっきりとついていた
笠松「これか?ああ、可愛い仔猫に手を出したら爪をたてられた」
笠松は真弓子をチラッと見ると笑いながら自分の傷を見た
笠松(照れちゃって・・・可愛いよな。真弓の初めてを貰った記念の傷・・・消えて欲しくないな)
笠松は傷を見ながらぼんやり考えていた
黄瀬「けどそれ、引っかかれたっていうより、爪をたてられたって感じっすよね。真弓ちゃん?・・・先輩・・・まさか真弓子ちゃんと・・・いって~~!!」
黄瀬は笠松と真弓子を交互に見て言葉を失った
やった?と言おうとした黄瀬は速攻で笠松に鉄拳を入れられた
笠松「それ以上言うな!!(真弓・・・その反応はバレバレだぞ。可愛いけど)」
笠松は真っ赤になった真弓子を見て苦笑いを浮かべた
笠松は可愛く照れる真弓子に、キスしたい気持ちを抑えていた
女の子が苦手な笠松が、ひとりの少女にめろめろになるお話でした
fin