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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第5章 海常高校戦:第3クォーター




笠松「桃井が来たならもう大丈夫だな」

真弓子『///はい、ありがとうございました』

笠松は少し顔を赤くしたまま真弓子の様子をうかがった

はにかみながらお礼を言う真弓子は本当に可愛らしくて、笠松はドキドキしながら部屋に帰ろうしたが、言い忘れ事に気がつき真弓子を振り返った



笠松「また今日みたいなことがあるかもしれないから1人で出歩くなよ。出掛ける時は俺がついて行くから声かけろ」

それだけ言うと、笠松はさっさと部屋に戻って行った





桃井「うわっ、何あれ。格好いいじゃない。あ~あ、大ちゃんもきーくんも負けたね」

桃井はさりげなく優しさを振りまいて去って行った笠松に感心し、からかうように青峰と黄瀬を見上げた

黄瀬「桃っちひどいっす」
青峰「俺には関係ない」

青峰と黄瀬も部屋に帰って行くと、ロビーには真弓子と桃井の2人だけになっていた





桃井「ほら、湿布貼るから足出して」

真弓子『///うん。いつもごめんね、桃ちゃん』

桃井は真弓子の足の状態を確認して救急箱の蓋を開けた

久しぶりに会ったのに、中学の時のように怪我の手当てをしてくれる桃井に真弓子は素直に謝っていた



笠松「いいって。それにしても、笠松キャプテンと、いつの間にあんなラブラブになったの?」

桃井は湿布を貼りながら、楽しそうに真弓子に笠松との仲をからかった




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