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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第27章 洛山高校戦:第2クォーター




黄瀬「今朝、いきなりメールが来て《練習に参加させろ》って言ってきたっスよ」

振り向くとそこにキセキの世代のホープ、黄瀬が立っていた

困った黄瀬はとりあえず笠松キャプテンに相談し、笠松が監督に相談したところ《キセキの世代のキャプテンの実力を勉強できるチャンスだ》と大いに張り切って参加を認めたのだった



黄瀬の説明を曖昧に聞きながら、夢芽の瞳は赤司に釘付けになっていた

久々にみる赤司のバスケをする姿はとってもかっこよかったからだ



黒子「よかったですね、夢芽さん。赤司くんのバスケは久しぶりでしょう?」

心を読まれたかのような声に夢芽が慌てて後ろを振り返ると、そこには面白そうに笑う黒子がいた

夢芽『そ、そうね。久しぶりでびっくりしちゃった(まさか、気づいてる?)』

出来るだけ冷静にしたつまりだが声が裏返う



黄瀬「どうしたんすか?夢芽ちゃん。顔が赤いっスよ?しかも、黒子っち《よかった》ってなんすか?」

何も知らない黄瀬は夢芽の様子にきょとんとしている

黒子「なんでもありません。黄瀬くんには関係のないことです。ね?夢芽さん」

夢芽(それもそうかもね。私の気持ちは知ってたし、実際赤司くんとのメールを進めたのは黒子くんだったんだし・・・付き合ったことちゃんと言わなくちゃね)

含みのある言い方に、夢芽は黒子が赤司との仲を知っているのだと確信した






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