第26章 洛山高校戦:第1クォーター
【それぞれが選んだ旅立ち】・・・理解不能の出来事
赤司は洛山高校にスカウトされ現在は京都の学校の寮で暮らしていた
全中三連覇を果たした赤司は楽しくバスケをしたい為にキセキの世代にある提案をした
赤司「それぞれ別の高校へ進学し全国大会で真剣に勝負しよう」
黒子はすでにバスケ部を引退していたので残念だったが、他のメンバーは赤司の提案に乗った
キセキの世代と呼ばれ、圧倒的な実力を身につけた彼らを前に、誰もが戦う前から敗北を悟り挫折していったからだった
それが嫌で仕方なかった5人は《全国大会で会おう》と誓い、それぞれの強豪校へと進学していったのだった
《全国で》そう言ったのは確かに自分だった・・・
赤司は今日、何度目かのため息をついていた
万能の赤司でもどうしても理解出来ない出来事に直面してしまったからだ
今日赤司は東京から来た中学時代の友達と会い、京都を案内して回った
友達の名前は《暁夢芽》帝光中学時代のクラスメイトだった女の子だ