第19章 桐皇学園高校戦:延長戦①
【青峰の作戦】・・・観覧車と優しいキス
観覧車の中で青峰は向かいに座る梓弓を見ていた
青峰(やっぱ可愛いよな~今日こそは・・・)
青峰はこぶしを握り締め、ある作戦を決行しようと気合を入れた
青峰「梓弓、こっちこいよ」
梓弓(今日の青峰くん、一段と格好いい。隣だなんて緊張する・・・)
観覧車とはいえ、青峰と密室に2人きりという状況に緊張していた梓弓は、必要以上にはしゃいでいたのだった
それでも梓弓は勇気を出して青峰の隣に腰掛けようとした
その時ぐっと腕を引かれ、よろめいた拍子に梓弓は青峰の膝の上に座らされていた
梓弓『///きゃあ!!あ、青峰くん・・・あ、あの・・・』
青峰(うわ~顔真っ赤にして。可愛い)
真っ赤になった梓弓に、青峰の顔はニヤけてしまう
青峰「青峰じゃないって言ってるよな?梓弓。ちゃんと名前で呼べって。じゃないと・・・離さない」
梓弓『///きゃあ!!あ、青峰くん恥ずかしいよ、離して』
青峰は梓弓を膝に乗せたまま後ろから抱きついた
顔がさらに赤くなり足をばたつかせて暴れるが、青峰の腕は梓弓のお腹にしっかりと固定されていてびくともしなかった
青峰「だめだ。ちゃんと名前呼んでくれないと離してやんない。それともあれか?わざと言わないで俺に抱きしめられていたい、とかか?」
梓弓の顔を覗きこみからかうようにニヤッと笑った