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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第3章 海常高校戦:第2クォーター




黄瀬「いいんじゃないっスか?監督もいないことですし。たまには息抜きにみんなで海ではしゃぐのもたのしいっすよ」

頭が痛くなってきた笠松の肩を黄瀬が叩き、真弓子はさらに追い打ちをかけた



真弓子『先輩、一緒に泳ぎましょ♪それともボートがいいですか?すもぐりもいいですよ?この辺は水が綺麗ですから、綺麗な魚も沢山いて綺麗ですよ?』

キラキラした瞳で見つめられ、楽しそうにはしゃぐ真弓子を見ていた笠松は《ま、たまにはいいか》という気になっていた





笠松「はぁ~・・・わかった。今日は1日海で目一杯遊んで練習は明日からだ」

笠松が宣言したとたんどちらの高校の選手たちも大喜びではしゃぎ、あっという間に部屋に着替えに行ってしまった





今吉「海常のキャプテンは堅物やと思っとったけど、可愛い女の子には弱かったんやな」

笠松がため息をついている横で、今吉がブツブツと感心していたが、今吉も着替えに行ってしまった





体育館に残ったのは笠松と真弓子だけだった



真弓子『あの~先輩?怒ってます?』

真弓子は恐る恐る黙ったままの笠松に声をかけた

笠松「ん?いや。別に怒ることは何もないが?」



心配そうに見上げる真弓子を笠松は不思議そうに見下ろしていた

真弓子『先輩、練習したかったのに私が我が儘言ったから・・・』

笠松を見上げた瞳には涙が溜まっていて、今にも溢れ落ちそうだった






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