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負けられない勝負【黒子のバスケ】

第17章 桐皇学園高校戦:第3クォーター




放課後になると青峰は梓弓の手紙の通り遅れずに部活に出たが、梓弓がいないのに時間通りに部活に参加した青峰に他の部員たちは怯えていた

(((今朝といい今日の青峰は変だ。近寄ったら何かされるかも・・・)))

部員たちは怯えて練習にならなかった



今吉(青峰は嬢ちゃんの作戦勝ちやけど、青峰が素直なのは他の部員の士気をさげるってどういうこっちゃ)

今吉は部員たちの様子に大きなため息をついていた





それでも練習はいつも通り続けられ、最後のウォーミングアップに入っていた

その時梓弓が着物姿のまま体育館に駆け込んで来た



梓弓『優勝しました!!』

青峰「すげ~、梓弓。よくがんばった」

梓弓の言葉に部員たちは自分の事のように大喜びし、青峰は突然梓弓を抱え上げていた

梓弓『ありがと。きゃあ!!///』

今吉「おお、青峰のやつやるな」

今吉は小さく呟くと微笑ましく2人の様子を見ていた

梓弓は真っ赤になって下ろしてくれと何度も青峰に頼むが、嬉しくてテンションの上がっている青峰は全く聞いていない

それどころか赤くなっている理由を真顔で聞いていた



《鈍感》《天然》2人の呆れた声が重なった

今吉とさつきは顔を見合わせると、体育館の隅で悪巧みを始めた



明日は土曜日、今吉たちは練習を少し早く切り上げて梓弓の《全国優勝記念パーティー》を寮でお祝いをしたのだった






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