第13章 腐った願望/イルミ/クロロ/下ギャグ/BL表記あり/お下品
イルミはクロロをちらりと見る、そしてきっぱり言い切った。
「そもそもクロロ相手に勃たない」
『勃つもん!イルミなら勃つ!!クロロの団長風吹かせたスカし顔見てるだけでビンビンガチガチだよ!』
「お前はオレの下半身事情の何を知ってるのさ」
『クロロはフェラもうまいし舐められたらすぐ勃つよ!
「……っ、…ねぇクロロ、どこで覚えたの?それ」
「…気になるのか?」
「うるさい…ッ俺が命令してる 答えて今すぐ…っ」
って初めての時はめっちゃ嫉妬してたじゃん!ヒソカ仕込みの超絶技巧に!』
「え?そうなの?クロロってヒソカとそういう事してるの?」
「お前いきなり話に乗るな つっこめよ」
『そうだよイルミぃ…っ。早くクロロの朝露に濡れる蕾の如く清廉でありながら 卑猥に香り立つ蜜壺に欲望の限りほとばしる熱い肉棒を突っ込んであげてええ…っ…』
血走った目を向けてくるリネル。
クロロはもはや視線すら向けずに吐き捨てる。
「急に隠語をあて詩的に言うな。ますます気持ちが悪い」
『イルミ…早くぅ……っ!!』
「無理、勃起してないし。第一汚い」
「至って正論だが腹立たしいのは何故だ?」
『ほらほらイルミ…っ、クロロ待ってるよぉ…!!』
「ならいくらくれる?金額次第では考えてやってもいい」
「バカか、何を交渉している」
『はぁはぁっ、…そ、挿入を巡る言い合いだけで、既に私…死亡フラグ』
胸が苦しい、心臓が締め付けられる。
想像力は時として人を殺すのではと本気で思う。