第27章 彼氏と彼女の事情①/アダトリ/下ギャグ/夢主はイルミの彼女
「自分に自信があるから他の女にもちょっかい出すんだな。許せないな」
「でもキザな事とかお姫様扱いされたら私一発で落ちてしまうかも…、イルミのせいで優しさに飢えてるし」
「パクは嫌じゃないのか?クロロが他の女といたり話したりとか」
「そりゃあ面白くはないけれど。でもクロロの場合、向こうから言 い寄ってくる女も多いみたい。決定的な浮気現場押さえたらどうしてやろうかと思うけどその辺はうまくやってくれてるから特に気にはしてないわね」
「パク…ほんと大人…」
「だっていい男に女がつくのは仕方のないことじゃない?それにいちいち目くじら立てててもこっちが疲れるだけよ。そんな暇あったら自分も女を磨いた方がいいと思うけど?」
「なるほどな…パクと話してると勉強になるな…」
「私達も見習わないとねマチ。てゆーかさ、ナルシストと言えばヒソカも負けてないと思うんだけど」
「え、そうかい?」
きょとんとするマチ。パクノダが話を拾う。
「ええ、そうね。あの露出感とか実はキレイな顔してるくせにそれをあえて隠してるところもそんな感じがしないでもないわね」
「そうか…あたし考えたこともなかったな」
「ヒソカってほんともったいないよね。私の知る中で人生史上最ももったいない男だと思う」
「そうね。黙って普通にしていればそこそこイイ男なのに」
「マチ的にはどうなの?マチが言えば格好とか普通になるんじゃないの?ヒソカ」
「さぁどうだろう…あたしはあんまり気にしてなかったから」
パクノダとリネルの顔が固まった。
「………あれを気にしてないって。ホントなんだかんだヒソカにゾッコンだよねマチって」
「否定のしようがないね」
「ゾッコンなワケあるか!別にそうじゃないっ!!それをいうならイルミだって十分ナルシストだろ?!」
「え、そうかな?イルミが好きなのは基本キルアだけだよ?」
「それはさておき。男のくせにあんなに髪サラサラ伸ばしてあれって自分の顔に自信なきゃ出来ないだろ?」
「ああ、なるほどね。まぁイルミ本人は無自覚だと思うけど」
「要わね?男は多少ナルシストくらいがいいのよ。プライドもない男なんて面白くないじゃない?」
「…まとめるな、パク」
「…さすが」