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甘いチョコをあなたに...

第5章 今日の蟹座のラッキーアイテム




「え…?」


真太郎が言った意味が分からず私は立ち止まって聞き返す。


「いや、今日は…バレンタインという日ではないか。」


真太郎は少し躊躇いがちにそう呟いた。


「真太郎知ってたの…。」


バレンタインがどういう日なのか、真太郎はずっと知っていたのだろうか。


いや、知らないとは思っていなかったけど、わかってて毎年私にチョコを?


というかそれなのに私が高尾くんにチョコを渡したと本当に思っているのだろうか。

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