第2章 始まり。
「遅れてごめん!」
遅れていた潔ちゃんがきて、全員が揃う。
「おっし、全員揃ったな。じゃあ集合!」
大地さんの声に合わせて全員が体育館の中央に集まる。
「こちら、七瀬萌花さん。マネージャー希望だそうだ。」
大地さんに紹介され、七瀬さんはちょこちょこと前に出る。
「七瀬萌花です!今日烏野高校に転入してきたので、入部届けはまだだしてないんですけど、今日もう受け取ったので、明日には出そうと思ってます。よろしくお願いします!」
ぺこり、と頭を下げる。
「仕事は…そうだな、白井、教えてやってくれ」
えっ
まじかよ
嘘だろ…
でも大地さんの頼み。断れない。
「…わかりました」
「よろしくねぇ、白井さん」
にこっと笑う七瀬さんに、曖昧な笑みを返すのが精一杯だった。