第4章 こんな簡単に壊れちゃうモノなんですか?
「おいなんだよその態度!」
西谷さんは私の胸ぐらを掴まんばかりの勢いでいう。
「どの面下げて部活来てやがる!」
西谷さんのその言葉にそうだそうだと田中さんが同意する。
「お、落ち着いてください!七瀬さんが怖がってますから…」
日向くんの後ろに隠れるようにして七瀬さんはこちらを見ている。
うざい。
「ま、まぁまぁ、あの、みんな仲良く、な?」
「そそそそうですよ!」
旭さんと仁花ちゃんの言動が、今は死ぬほどイラッとする。
「み、みなさぁん!」
七瀬さんの甘えた声。
あ、何か吹っ切れた。
「どのツラ下げてって、八岐大蛇じゃないんだから。このツラしかないですよ。威勢だけはいいんですね。日向くんは影山くんが忙しい時とかトス上げてあげてたのに。ってかこんな嘘つき女と仲良く?無理です。そもそも入ってきたばかりの人間の涙信じて元からいた仲間を切り捨てる冷たくてちょろい人たちにもう用はありません。」
「それと、影山くん、月島くん、何が言いたいことがあるならさっさと言えば?」
それだけいうと、私は退部届を床に置いてUターンする。
他の人とは違い、何か言いたげな影山くんと月島くんのことは気になるけど、気にするだけ無駄だろう。
空は嫌味なほどに青かった。
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