第16章 眠れない夜はあなたのぬくもりを*R15
午前四時
銀時もいい加減眠らないと明日の仕事に差し支える
神楽ももうわがままは言わず、ただ静かだと色々考えてしまうからと、ラジオを流しながら寝ることにした
すると、ラジオからは三分で泣ける話…と称して、女の子と愛犬の物語を話し始めた
だが、話が終わりに近づいた時、その泣ける話は何故だかホラーな展開になっていた
"お前の後ろだあァァーっ‼︎"
「ぎゃあああァァァああっ‼︎」
バキッ‼︎ボコッ‼︎ガッシャーン…プシュー…ッ…
語り部の叫び声で恐怖を煽られ、ラジオは銀時に破壊されてしまった
「はァ…っはァ…っ。おいおい、ふざけんじゃねェよ、どこが泣ける話だよっ‼︎なめやがって‼︎今頃苦情の電話、局に殺到だよ‼︎」
ラジオも止まり、少し落ち着きを取り戻し、ソファーに戻りまた寝ようとするが…
"お前の後ろだあァァーっ‼︎"
「うわああああっ‼︎」
先程のセリフが幻聴のように繰り返し聞こえ、絶叫する銀時の全身から汗が止まらず完全に目が覚めてしまった
「おいー…神楽ー…。神楽ちゃん?起きてんだろう?寝たフリしてんだろう…なァおい」
「……zzz」
「……。ふっざけんなよォォ。あんなに寝るの手伝ってやったのに、なんだよこの仕打ちィ‼︎」
「んー…どうしたの?さっきから何騒いでるの…」