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【銀魂】あの欠けた月の半分を探して《銀時》

第16章 眠れない夜はあなたのぬくもりを*R15





カチ カチ カチ カチ…


午前二時三十分、万事屋


星海坊主とご飯を食べに行って帰ってきた銀時たち


星海坊主と新八は帰宅しだか、もう夜遅いからとお酒を飲んだ未来をそのまま万事屋に泊まるよう誘った


ソファーで酔いつぶれて寝ている銀時


隣の和室で銀時の布団を借りて寝ている未来


そして、目が冴えて眠れない神楽…


「眠れないアル」


眠れない神楽はソファーで寝ている銀時を起こしに行く


「あ?…んだよォ、何時だと思ってんだよォ…」


「全然寝れないアル」


「知らねェよ。目ェつぶってたらいつのまにか寝てるだろう。明日朝から仕事あるんだから寝かせてくれよ…」


「全然寝れないアル。目ェつぶっても寝れないアル。…あれ?銀ちゃんなんでこんなところに寝てるアルか。あ、そっか、未来泊まったアルか」


隣の部屋の襖が少し開いていて、そこから未来の姿を覗き見た


「あ?…あァ、うちで飲み直してたら寝ちまったなァ。ったくあいつ、自分だけちゃっかり布団で寝やがって…。ああ、頭いてェ」


「いいなあ、未来の布団寝やすそうだなあ」


「…いや、あれ俺の布団だし」


「ちょっと布団変わってくれないかなあ」


「おいィ、あいつ起こしてやるなよ、可哀想だろう。あいつも明日朝早ェっつってたぞ」


そんな声は神楽の耳には届かず、襖を開け、未来のそばへ寄っていった


「未来…、未来起きてヨ」


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