第2章 .漂う手紙の終着点
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「着いたぞォォオオオオ!!!」
『!!』
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青い空と青い海の広がるこの世界
白いクジラのかわいいお船は
目の前に見えてきたひとつの小さな島に向けて
進んでいる
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その島は私にとっての第二の故郷とも言える
私を拾ってくれて
親しくしてくれて
お世話してくれて
家族のように思ってくれる人達がいる
もちろん私だって家族のように思っている
エース「七都!着いたってよ!!」
甲板に飛び出て勢いよく船先に行った私の元へ来たエースさん
『うん、見えてるよ』
...見えてるよ
リーシャ島
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