第3章 .届かない想い
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まるで永遠に覚めない夢
世界の音は聞こえるのに......
.........ナニモミエナイ
聞こえる音は残響
四方八方から聞こえ、どこから聞こえているのか特定できない
クムユ「(お願い...カホは?スーヴェニアは?!)」
音はだんだんと声に変わる
残響はしつつも、聞き取れないものでは無い
未だに場所の特定は不可能だったが
話の内容は分かった
「まさかお前の____がこんな所で役にたつなんてな!」
「よくやった___」
「これで俺たちは復活できる」
意味は分からなかった
いや、分かりたくなかった
信じたくなかった
だけど、
だけど、
だけど!
「私の能力にかかればこんなものどうってことありませんわ」
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