第3章 .届かない想い
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クムユ「なんで謝るのよ、図星なわけ?
七都に長時間労働させたら私が許さ「違ぇんだ!!」
...何が違うのよ」
二人の間に少しの沈黙が続いた
少ししてアレン言った
アレン「七都はここにも帰ってきてねェんだ...」
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クムユ「...は?」
意味がわからないという顔をした私にアレンは歯を食いしばって悔しそうに説明した
アレン「七都が手伝いに来た時、街に買い出しを頼んだんだ
軽い買い物だったから一人で行かしちまった
ただ数時間後、店内は珍しく今以上に客の出入りが多くて忙しくなってて...」
クムユ「七都のことをすっかり忘れてたと?」
アレン「本ッッッッ当にすまねぇ!!」
アレンの言ったことはこうだ
七都に買い出しに行かせたが帰ってきていない
自分と店員は店内のことで手一杯で七都が買い出しに行っていることを忘れてた
だから今の今まで帰ってきていないことにも気付かなかった
そういうことだろう
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