第14章 変化〜共通〜
最近私の周りが賑やかだ
周囲に人が増えて人と接する事が多くなってきた
そのこと自体は自分自身でもとてもいい事だと思う
中学までは自分自身でも個性のせいにして人との関わりに壁を作っていた
それが周りにも迷惑をかけないし、自分を守るのに最善の策だと思っていた
雄英高校に入ると、中学とは違ってそれぞれが思い思いの個性を活かして過ごしていた
自分なりに特性を活かしている姿に少なからず刺激を受けた
私も使いこなせっとまではいかないが、どうにか使えるようになろうと思った
こういう催眠系の個性は同じような特性を持つミッドナイト先生に聞くのがいいと思った
実は高校に入る前までもミッドナイトにはちょこちょこ指導して貰っていた。
その経緯は後々って事で
同じ学校になってからは前以上に教えてくれる時間が増えた
空いた時間を縫って先生に付きっきりで指導してもらい、何とかコントロール出来るようにまでなった
今までは動悸などすると勝手に個性が出でしまうのでポケットには煙玉が欠かせなかった
今は指導をして貰うと以前のように勝手に出なくなったのは大きな喜びだ
最近、新しい個性のコントロールの仕方を教わった。
首の痣がメーターの様になって個性が貯蔵される
自分で触る分には特に問題はなかったこの痣は人に触られると個性が出てしまう仕組みになってしまった
その痣も一定時間経てば自然に消える。なのでその間に誰にも触れさせなければいいのだ
そもそもこんな所誰が触るのだろう
何かの拍子に驚いて痣がでても消えるまで隠れてればいいし死守すればいいだけの事
そんな風にコントロール出来た喜びがとても大きかった
もう一つ出来るようになった事があるのだけど、これは誰にも秘密、先生しか知らない