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夢の続き【アイナナ】

第6章 壮五夢(シンガーソングライター)


今日は、MEZZO"でミュージックターミナルの収録ー…

「んー?そーちゃん、何か緊張してねぇ?どしたの」
環くんが、そう言った。
「そ…そんな事ないよ、環くん…」
「いや、ぜってぇー何かソワソワしてる」
「…うん、今日の共演者に最近ファンの人がいて…」
「へー、誰?」
「女性のシンガーソングライターの夢美さんていう方」
「おーCMで曲、最近よくきくな」
そんな事話しながら、局の廊下をあるく。

「あれ、ねえ、これ王様プリンの限定キーホルダー?」
後ろから声掛けられて、振り替えると今まさに、話題にしていた、夢美さんがいた。
「お、そだよ!かっけぇだろ」
「私も限定、欲しかったんだよねぇ…」
「マジ?俺まだ沢山持ってるから、今度あげよっか?」
「うん、ありがとう」
「あの、はじめましてMEZZO "の逢坂壮五です。」
「はじめまして、私は、夢美です」
「…夢美?ああ、そーちゃんが最近好きな歌手!」
「た…環くん」
「そうなんですか?ありがとうございます」
「あ、はい曲も、もちろん良くて、何より夢美さんの声が好きです。」
「逢坂さんに、そう言って貰えるなんて光栄です。」
「そーだ、ラビチャ交換しない?キーホルダー渡すから、予定あわせるのに」
「うん、いいよ。ぜひ」
スマホでアドレスを、交換すると、環くんが、ピロンとメッセージを送った。
「それ、そーちゃんのラビチャのアドレス」
「え…?」
「何か、二人雰囲気似てて、いい友達になれそうじゃん、キーホルダーはそーちゃんから受け取って」
ニカッと環くんが笑顔でいった。
「ええっ環くん!?」

ーー

それから、数日後。
スマホが震え、ラビチャをみると、逢坂さんから凄く丁寧な文章で、キーホルダーの受け渡しについてのメッセージが届いた。

(何か、企業から届いたかのような、固い文章…めちゃくちゃ警戒されてるのかな、私)

私からも、最上級に丁寧な、文章で返信をする。
そんなやり取りしてたときに、タクシーの中で偶然MEZZO "のラジオが流れてきた。

(へえ、色んなジャンルで音楽聴いてて、本当に音楽が、好きなんだなあ…そうだ!知り合いのレコード屋さんのカフェバーにお誘いしてみようかな…?音楽通のオーナーも紹介がてら)

早速スマホを取り出して、お店の情報と予定を送った。
いつもは、遅めの返信なのに、即返信で日程が決まった。

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