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ずっと追いかけていた背中
第3章 3
岩橋たちと振りの確認をしながらリハまでの時間を待つ
あいつはまだ帰ってきてなくて少し心配になる
「神宮寺。」
と岩橋に声を掛けられ我に返る
「聖奈ちゃん遅いね」
と俺の気持ちを悟ったのかあいつの名前を出す
「どーせ、健人くんのとこにいるから。」
と返す。
行き先はわかってるのにいらいらする
妹をとられたような感覚。
「電話してみようか」
と岩橋がスマホを手にする
「俺がかける」
と岩橋に告げ携帯を手に楽屋を後にする
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