第17章 エンディングのその後は
いやいや、考えないと!!
「ち、ちょ、っと待って!!」
先ほどの、会話となる。
こっちは息も絶え絶えだってのにけろっと涼しい顔しちゃってるのが許せないけど!
この際それは大目にみるわ。
「1日、1回!!」
今日はもう朝、したはず。
「そのまま蕩けてろよ。いい顔してたのに」
「………っ」
「はいライちゃん、あーん」
「だから……っ」
「早く食べないと、終わらないよ?」
「………っ」
右側に座る斗真を睨みつけても、ニヤニヤとするばかりで。
いっこうに手を離してくれる気はないらしい。
「………」
仕方なく、口を開けて透の『遊び』を受け入れた。
「………ごちそうさまでした」
「美味しかった?」
「……はい」
「良かった、ね?斗真」
「………ああ」
「………」
絶対なんかする気だ。
こんなんでこのふたりが満足するはずないし。
なんて身構えて、いれば。
パっ、と。
後ろで捕まっていた両手がいきなり解放された。
「ぇ?」
「ん?」
あれ?
絶対、なんかしてくるって思ったの、に。
「そんな残念そうな顔すんなよ」
「……っ、してないし!!」
「心配すんなって」
「ちゃんと、気持ち良くしてあげるからさ」
「!!」
待って!
待って待って待って!
「や、だ……っ、これ、何……っ」
いきなり話の途中で足はおもいっきりガバッと開かれ。
右と左、それぞれ斗真と透の足の上へと乗せられた。
「やだっ離してよ!!今日はもうしないっ、て……」
「その気にさせればいんでしょ?」
「ぇ」
「來も半分、その気みたいだし。簡単だな」
「な……っ」
びくんっ
て。
体が跳ねた。
スカートのまま広げられた両足は、何の障害もなく下着の中へと侵入を許し。
指が2本、下着の中へと簡単に直に、触れた。