第16章 契約、更新
ぐちゅぅって。
一際大きく奥を抉られれば。
さらに目の前をチカチカと星が回って、透の肩へと置いた両手が爪を立て、ついでに背中は大きく弓なりに反り返る。
その隙に舌と指先で胸を愛撫されれば。
あまりの気持ちよさに口からは言葉にならない母音しか出てこない。
バシャン
一気に力の抜けた身体は、透の身体を滑り落ち。
湯船の中へとそのままダイブする。
━━━のを、透と斗真の腕が優しく支えてくれた。
体全体お湯に浸かりながら、斗真のものが引き抜かれると途端にお湯を汚していくのが、中から流れていくのが、わかる。
「…は、……っ、も、おなか、いっばぃ」
「來」
「んんぅ、は、ぁん」
覆い被さるように後ろから斗真の体重が、かかって。
導かれるままに唇を重ねれば。
「いいよ、寝ちゃってライちゃん」
首筋に顔を埋めながら優しく囁く透の声。
「おやすみ、來」
ついでに。
優しく頭を撫でるのは、斗真………?
ふたりの声に導かれるように。
あたしはそのまま深い闇の中へと瞼を閉じた。