第7章 帰還
案外、見つからないモンだなぁ。
キョロキョロしながら歩いてると、声がかかった。
シン「やぁ、そこのお嬢さん達!可愛いね」
………この人、絶対酔ってるよ……
リィナ「酔いすぎです。シンさん。誰かも判別出来ないんですか?」
シン「おわっ!リィナか……いや、すまんな。あまりに可愛いモンでな」
リィナ「お世辞は、他の女性にどうぞ!あまり酔うと、ジャーファルさんに怒られます……よ……」
……そう言えば、こっちでも会えてない。
………ちょっと探そうかな……
リィナ「ごめん、モルちゃん。私用事が出来たから、先行ってて!」
モル「わかりました」
リィナ「じゃ!」
私は、モルちゃんと別れ、王宮に帰る。