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【名探偵コナン】もう一人の幼馴染【BL】

第2章 幼馴染


『…ふぁ…(話終わったんなら帰ってくんねーかな……あぁ…ヤバい……も…目、開けてらんね……)…』



予定も決まり話は終わったはずなのに未だに教室に帰るでもなく話に花を咲かせる女子2人。
そろそろ寝てもいいかなと襲いくる睡魔に抗うこともせず、重くなった頭を隣に座っていた新一の肩へと乗っけた際に驚きに肩が揺れたのを感じるも気にすることなく眠りにつくことに。



「…俺はどっちでも…っ!?…悠?…(寝てやがる)…」


蘭と園子がビキニかセパレートの水着どちらがいい?と聞いてきたのだが正直どっちでもいい。
そんな事より今は俺の肩に凭れ掛かって眠ってしまった悠の存在が気になってしょうがないのだ。


「(コイツまつ毛長いな。それに、寝てると可愛さが増すし…唇とかも柔らか……って、何考えてんだ俺ッ!)」


寝顔なんて何回も見てるはずなのに一度意識してしまうと目が離せなくなってしまい、さすがに周囲の目もあるので今はとにかく意識しないように努めることにした。


_________


自習の時間に寝たおかげで少し寝不足が解消されスッキリした俺とは正反対に何故か疲れた様子の新一と、終始ニヤニヤと笑っている蘭と園子に何があった?と思うも聞いたら最後、絶対面倒なのでやめておくことにする。



「悠、次体育だろ?着替えに行こうぜ!」



自習という名の睡眠を終えて3時間目の英語の授業を難なくこなすと次は体育。
基本2クラス合同になるので必然的に隣のクラス、新一達と一緒ということだ。



「お、来たな!悠!!今日のサッカーチーム分けのクジ早く引けよ!」




『…それ毎回やんのか…。ま、別にいいんだけど』



体育の着替えをする際に男子はB組、女子はA組へと別れるため素早く体操着を持って移動するとB組の教室に入るなり待ってましたとクジの入った箱を持ってくる男子。
以前チーム戦の競技をした時に俺と新一が組むことが多かったせいか敵側チームの負けがほぼ確定してしまうという事態になってしまい、それ以降公平になるようチーム戦の時には全員クジを引くことになったのだ。
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