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【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】

第11章 怪盗キッド


「レッドアイズのお披露目パーティーが開催されるんですけど、私はもちろんのこと蘭達も来るので…もし蒼井さんさえ良ければ一緒に行きませんか!」



『え……あー、や…俺はそこまで興味は「いいですね、豪華客船。園子さん、そのお話僕も参加させてもらっても構いませんか?」…おい、コラ…』




「もちろん!!安室さんも是非来てください!あ、コレ招待状です!」




「ふふ、ありがとうございます」




『………っつーか、俺パーティーに着ていくような服持ってねえし…やっぱ…「あ、それなら大丈夫です!私がお二人に似合うとびっきりのスーツを用意しときますから!」……そ、そうか…』



俺の意見は完全無視され勝手に話しを進めていく幼馴染と園子ちゃんにもうどうにでもなれと疲れ気味に溜息を吐し、そんな俺に同情の眼差しを向けてくるコナンに二人を止めろよと視線で訴えるがフイっと逸らされた……くそっ、味方ナシかッ!


___________


そんなこんなでパーティー当日。何かと理由をつけてバックレようかと思っていたのに家の前まで迎えに来た幼馴染と眼鏡少年の姿に…あれ…デジャヴ?




『………何だこのバカでかい船は……』




「次郎吉叔父様が今回の為に用意したんですって!」




……金持ちのやることは理解できねえ……



結局逃げることも不可能になり泣く泣く迎えの車に乗って移動し、目的の場所へと到着したのだが海の上を浮かぶ規格外な船を唖然と見上げた。



「それじゃあ着替え終えたらパーティー会場に集合ってことで!」



「ええ、分かりました。では皆さん後ほど」



集合場所を決めてからそれぞれ用意されていた部屋へと入っていき、俺と零も同じく2人部屋にしては広すぎる豪華な室内へと足を踏み入れた。



『…うわ、部屋にキッチンとかあるぜ。もうこの船に住めるんじゃねえの?』



「なら住んでみるか?案外陸地より快適かもしれないぞ」



『いや、遠慮する。数日だけならまだしも住むってなると話しは別だ』



「はは、地に足がついてないと落ち着かないだろうからな。ほら、さっさと着替えて会場に向かうぞ」



ものすごい造り込まれた部屋に次またこんな船に乗れるとはかぎらないので少しは楽しんでもいいかもしれないなとこの時はそう思っていた。
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