【名探偵コナン】トリプルフェイスの幼馴染は最強?【BL】
第15章 コナン=???
さすがにコナンが新一だったことを話すわけにもいかないので、今日平次と別れた後に今までの事件の事やホームズの話をしていたら意外と盛り上がったと事実もしっかり交えて返信すればとりあえず納得してくれたのでホッと息を吐く。
「悠さん、お風呂出たよ!」
『お、了解。んじゃ俺も入ってくるから飲み物とか冷蔵庫の中にあるの適当に飲んでくれていいから』
零とのメールを終えた頃に風呂から出てきた新一へ喉が渇いたら適当にしてくれと告げ、頷くのを見てから自身も風呂に入りに向かった。
『…ふぅ…(体が縮むなんてこと、普通はありえない。非科学的ではあるが)…まさか、な…」
コナンが新一だと分かり色々なことが脳裏に浮かぶも、それ以上考えるの今は止めて逆上せる前に風呂から出ることに。
『…新一?……寝ちまったのか…』
リビングに戻ると物音一つもしないことに不思議に思ってソファに近づけば、静かな寝息をたてて眠っている小さな子供の姿に頬を緩ませ、今日は色々あって疲れたのだろう柔らかな黒髪を一撫でしてから起こさないようにゆっくり腕に抱え、そのまま寝室へと運んでベッドに寝かせてやる。
『…高校生っていってもまだ子供だ。…こんな子供に抱え込ませるにはあまりに大きすぎるだろ…』
気持ちよさそうに寝息をたてる新一の髪を梳くように撫で小さな声で苦々しく呟くと同時に、今現在幼馴染が潜入している組織が脳裏にチラつく。
『………ジン……』
その名を口にするとジクリと疼く左肩の傷。
寝室の窓ガラスに映る自分のギラついた顔に苦笑いを浮かべ、再度小さな彼を見てから自身も布団に入り眠りについた。
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おまけ
「…朝…?……っ!?え、ちょ…悠、さんッ!?」
『……んー…な、ん…だ…よ…まだ…い、い…だろ…』
「よくないッ!ちょ、あの…寝てもいいから抱き締めてる腕を…っ…」
バンッ!!
「っ!!?え…あ、安室さんッ!?」
「おはようございます、コナン君。…ところで、何で抱き合ってるんですか?」
「ご、誤解だよ!というか変な言い方しないで!(あー…面倒なのがッ!つーか、悠さんも起きろよ!)」
「今日は休日でしたね。さ、ゆっくり詳しく教えてもらいましょうか」
「………(帰りてえ…)」