第37章 酒は詩を釣る色を釣る

ひくついていた竿が一際大きく跳ねるとサヘルは耐えかねたように嬌声をこぼした。

「んうッ！あ、ぁああ……っ！」

鈴口が開き、びゅっびゅっと白濁液を噴き出す。

「は、あ……はぁっ、や、やだ……あ……」

永夢は、涙目で自分の下半身を見下ろすサヘルから足を退ける。

はあっと一息つくと舌なめずりをして、

「……まず、一人……こういうことだよね、紗都せんせー？」

据わったような目で、嬉しそうに紗都先生に顔を向ける。

紗都先生が頷けば尚更嬉しそうに笑い、固まる僕の方を見た。

そのまま僕の逸物を扱き立てる手の動きを大胆に大きく速める。

亀頭から根元まで、竿を包み込んだ手筒を上下する。