第35章 商人の嘘は神もお許し
永夢くんの自身の熱が手に伝わる。
手の中でカチカチになったモノがピクっと脈打つ。
わたしはくすっと笑んで、傍らからゴム製のコックリングを取り出した。
「でも、もう今日はいっぱい出したし、余裕ありますよね」
「えっ……あ……っ?」
「こっちの輪っかで我慢してくださいね」
竿に輪をかけ、ゆっくりと下ろしていく。
「で、でもっ!やっ、それはッ、待ってっ!」
屹立した男根の根元を締め上げるようにして、コックリングを装着した。
「うッ……!あ、あぅ……ッ」
立て続けにローターを取り出し、スイッチを入れた。
リモコンを太ももの拘束具の間に挟み込んで固定し、振動を繰り返す先っぽを摘む。
永夢くんは呼吸の間隔を早く短くし、無駄だと分かっているはずなのに後ずさろうと腰を動かす。