第32章 妬みはその身の仇
「ふっ、ン!」
時雨先生は快感と痛みに腰を逸らす。
服の上から膨れ上がった自身に指の腹を押し付け、ぐりぐりと押す。
「そ、の……ん、ぁ、勃起、し、てるッ……ン!」
わたしは微笑し、
「くすぐられるのが気持ちよかったからですか?」
時雨先生は顔を赤らめ、小さく肯く。
蕩けてあいまいになった目線をわたしにやり、震えがちに口を開く。
「き、きつかった、けど……辛いの、いい……苦しくて、酷くて、たまんねぇ……」
「そうですね、あんなに辛そうだったのに、やめてって言ってたのに」
よしよし、と時雨先生の乱れた髪を撫でつける。
「……丸木戸に、される、の、全部、いい、からっ、あ、あぁ、全部、興奮する……」
「それじゃあ、素直な時雨先生にご褒美あげますね」
真上に押し上げられたファスナーを引き下げ、下着をずり下げた。
熱り立った肉棒が眼前に顕わになる。