• テキストサイズ

男子校の女王様。

第32章 妬みはその身の仇


「……う!あ!丸木戸っ……!」

乱雑に脚をいじくり回し、布地の中にブラシを潜り込ませる。

探し当てた素肌を毛先で撫で、表面を摺りまわした。

「ひッ、ぁ、あ、っあ!ああっはぁぁあ……い、い、わせて、くださ、い!……あ!はははぁっ!」

細く柔らかい糸の集まった筆を更に細かく動かす。

時雨先生の身体が大きく跳ねる。

拘束された状態でのたうち回り、掠れ声で叫んだ。

「ンう!ははッ、ぁ!丸木戸、丸木戸!ぁ!おねが、ぁッ、アッ……!言わ、せて、くださ、あ、ごめんなさぃ、い、意地、はっ、て……!ふっう!」

「はい、いい子ですね、それで?なんであんなに不機嫌だったんですか」

「ッ……あ、俺、は、斗真、にっ……」

わたしは手を止め、首を傾げた。
/ 575ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp