第30章 弁慶の泣き所
「ひっ、ぁ、や、待っ……やめっ、て……少し、だけ、休ま……!」
身体が折られ、僕はでんぐり返しの途中のような恥ずかしい格好にさせられる。
恥部が上に持ち上げられて、ひくひく蠢く後孔も、腹部で脈打つペニスも、何もかも丸見えになっている。
紗都先生に見下ろされ、視姦されている。
これ以上ないほどに顔が熱くなって、汗が噴き出した。
「あっ、あっ……!やっ!」
押し上げる恥辱感に身を捩るも、身体を折り曲げられた息苦しさで思うように動かせない。
紗都先生の視線を感じる。
全身に震えが来て、身体は熱いのに寒気立つ。
僕は弱々しく、滑稽に身体を動かして、顔を赤らめた。
「聖くんのここ……女の子みたいに真っ赤になって、きゅんきゅんしてますよ」
声に出してそう言われ、僕の恥ずかしい場所が、きゅん、と縮む。