第3章 〜君を見つけた〜
謎のイケメンと目が合った桜奈は
『こんばんは』恐る恐る、挨拶した。
『こんばんは、お邪魔してます』
そのイケメンは、礼義正しく一礼した。
『桜奈お帰り、紹介するね。
こちら、パパの大学時代の友人の
お子さんで、名前は『徳永 家康君』
今大学1年生だったよね?
で、こっちが娘の桜奈。
今、高校2年生だよ。』
『初めまして、徳永です。暫く
お世話になります。宜しく』
『///はっ、初めまして、桜奈です
こ、こちらこそ宜しくお願いします///』
(ん?暫く?ってか
名前がまさかの、家康って!)
『家康君の住んでるマンションで
耐震性の問題が発覚したらしくて
耐震強度を上げるための工事を
するんだって。
それで、急に立ち退きを迫られらしくてね。
仮住まいを探すにしても
新しいマンション探すにしても
気に入ったところを
見つけるのは、大変だし
直ぐには見つからないだろうし。
桜奈の家庭教師がてら
うちで良ければどうか?って
話になってそれで、今日から
来てもらったんだよ。』
(は、はいー?一緒に暮らすってこと!? )
驚きのあまり、桜奈は、目を見開き
そのまま固まってしまった。
(うそでしょー!?)