第16章 Crash *
陣平ちゃんが風呂に入っている間にちゃんは眠っちゃって無防備なその姿にムラムラしちゃった…
ダメだ…ちゃんは諸伏が好きなんだから…
でも、もうずっとあいつらからの連絡はなかった
酷いよな…1度だけちゃんがあいつらの名前を呼びながら泣いているのを見た
俺がちゃんの寂しさを埋めてやれないかって最近はずっとその事を考えている
ちゃんの横に寝転がって、
彼女の寝顔を見る
プルプルの唇、親指の腹で撫でてみた
このまま欲望をぶつけたらちゃんは泣くかな?
起こさないようにちゃんを腕枕してギュッと胸に抱いた
そのまま目を閉じたら眠ってしまっていたようで、気づいたら時計は深夜を示している
陣平ちゃんも俺の反対側に陣取ってちゃんのお腹あたりを抱きしめていた
よくよく見ると服の中に手が入っていてお腹を撫でていた
ちゃんもよくこれで起きないな…それほど疲れているって事かなと1人納得する
でも、こんな床で眠っていたんじゃつかれも取れないだろうと彼女の家の鍵を借りて彼女を部屋に運ぶ
「ごめんね…」
誰も聞いてないけど、小さく謝ってから寝室の扉を開けた
「…ぅ…んー」
寝返りをうった彼女は服の隙間からチラチラと柔らかそうなおっぱいが見ている
ちゃんが寝言で諸伏の名前を呼んだ…
悔しかった…彼らが積み重ねてきた時間には適わない
でも、それでも、諦めきれない…
ちゃんの頬に触れたらもう抑えきれなくてそのまま覆いかぶさった
「ん…、けんじさん?なに?」
まだボーッとしていたちゃんの唇に自分の唇を重ねた
「ん、んん、…っぁ…んー」
角度を変えて何度も何度も…
その度にちゃんの色っぽい吐息が漏れる
「はぁ…はぁ…研二くんまで…どうして…?」
ちょっと待て、俺までって事はほんとに陣平ちゃんとなんかあったのか?