第99章 Time alone
手頃なラブホテル?
いや違う、そんな所で抱いていい相手じゃない
本当は閉じ込めて、誰の目にも触れさせたくない
好きな女にあそこまで言わせてしまった
いい部屋で、ふわふわのベットの上で、大事に大事に触れたかった
なんとか見つけた空いているスイートルーム
部屋に入るなりを姫抱きにして
ベットルームまで連れていった
「もう、怖いって泣いても止めてやれないからな」
「あの日のことが脳裏にこびりついて離れない…ヒロくんが忘れさせて…」
涙ながらにが溜め込んでいたものを吐き出した
「俺が全部塗り替えてやる」
が感じる所を丁寧に愛撫していく
服を全部脱がせるのも、もどかしくて早く核心に触れたかった
中途半端に脱がせた方がそそられる
息をあげて俺が与える刺激に、必死に応えてくれてた
やっぱり触り心地のいい、胸に舌を這わせる
揉むたびに手からこぼれ落ちてしまいそう
かわいいブラから引っ張り出して顕になった胸に
たくさんキスを落として赤い花を咲かせていく
自分のものだと印をつけるみたいに
の気持ちいい胸に夢中になりすぎて
彼女が顔を隠していることに今気づいてた
「どうした?怖い?」
手を退けて顔を見ると真っ赤に染まって声を押し殺している姿に欲情した
「かわいい顔…もっと見せて」
再び首に舌を這わせる
「…っ、わたし…きたなくない?」
ちょっとムッとした
「そんな事言うなよ…」
「ヒロくん以外の人と…」
それ以上の言葉は聞きたくなくて、唇で塞いだ
「こんなに綺麗なのに汚いなんて思うわけないだろ?」
じわっと溢れた涙を舌で救って目元にキスをした
「触れてくれない理由、わかんなくて…
最初は汚いって思われてるのかなって、誤解してた
でも、ヒロくんはいつも大事にしてくれてたから…なんか違うなって…」
「悩ませてたんだな、ごめん…
のこと、抱きたいって思ってたさ
でも、1度触れたら止まらなくなりそうで…の事壊しちまう…ほんと大事にしたかった」