第94章 Executive
自宅に零くんの車が停まってるのを見つけてチャイムを鳴らす
予想はしていたけど…居留守を使われた
陣平さんから伝授されたピッキングで鍵を開けて中に入る
零くんは電話中でヒロくんの思った通り傷の手当もそこそこに指示を出していた
持ってきた救急箱で、零くんの手当をする
電話を終えた零くんに
「泣くな…」とハンカチで涙を拭われた
「零くんがこんな怪我するなんて…ビックリして…」
「これくらい大したことないよ…
でも、助かった、ありがとう…」
これからどうなるんだろう…
「零くん…私にも何か手伝える事があったら、言ってね」
「あぁ…連絡する
捜査会議、出なくていいのか?」
零くんに即されて急いで本庁に戻る
捜査会議が始まる所だった
「降谷いたか?」
「うん、やっぱり怪我しててちゃんと手当してきた」
「そっか…」
風見さんが乗り込んできて容疑者は毛利探偵だと言う
「陣平さんはどう思う?」
「おのおっさん見るからに不器用そうだし、パソコン扱えんのか?」
「そういや前、探偵事務所のHP作ったのあの坊主だって聞いたなー」
「毛利さんが犯人なら動機は?」
やっぱり何度話し合っても毛利さんが犯人の可能性の方が低かった
「諸伏、何か聞いてねぇの
お前の上司だろ?」
「残念ながら…直属の部下は風見さんだし、あの人公安の仕事に誇り持ってるから、違法捜査だろうとなんだろうと、国家の為と思ったらなんでもやっちゃうよ」
「公安様のお得意のやつか…」
「でも、なんで毛利さんなんだろうな…」
「コナンくん?」