第81章 return
リビングに戻ろうとした俺の服の袖をに掴まれていた
「しょーがねぇな…」
ニヤける口元を抑えること諦めて俺もその場で眠った
「おい、諸伏
抜けがけとはいい度胸だな」
「ふぇ?」
朝かと理解するまでに時間がかかって、座ったまま眠ってる俺に松田が睨みを利かす
よくよく見てみれば、と繋がれた手に気づいた
「シーっ、が起きるだろ」
「もう起きなきゃならねぇ時間だ
仕事だ仕事」
を起こして登庁した
座ったまま眠ってしまったことで身体がギシギシと痛む
「ちゃん、おはよう」
には最近仲のいい交通課の女の子がいるそうだ
「苗子さんおはようございます」
キャッキャッとしてる2人は気が合うみたいで最近の口からよく話を聞く
「君が三池さん?」
「そうです!あ、えーと」
「諸伏景光、最近復帰したんだ」
「そうなんですね、確かちゃんの幼なじみですよね」
「そうなんだ、の事可愛がってくれてありがとう」
「諸伏さんなんだか親みたいですよ」
女の子と仲良くしてるのがちょっと珍しくて、俺も嬉しくなる
友達はちゃんといるんだけど、ここまでが心を開いてるのが珍しくて…
つい、お節介をやいてしまった
「今日、ランチ一緒にできる?」
「事件がなかったら大丈夫」
ガールズトークにうんざりといった松田は先に行くぞと俺たちを置いていった
「じゃぁ俺も行こうかな
またね」
2人に手を振って俺は公安へと向かった