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[名探偵コナン]I treasure you

第4章 rescue




どれくらい時間がたったかな
小屋の中もだいぶ温まって、外は暗くなってきた
これは明日になりそうだな…

「ヒロくんの体暖かい」
「まだ寒い?」
毛布の隙間から外気が入ってこないようにもう一度包まる

「ううん、なんかこんな状況なのに安心する
いつもなの
私が困ってる時、いつもヒロくんが駆けつけてくれて助けてくれる
ありがとう」

「改まって言われると照れるな」

「ずっと思ってた、ありがとうって
ヒロくんがいなかったらずっと寂しいままだったと思う」

本格的に照れてしまう

「はいっつも寂しそうな顔してたもんな
泣いて、待ってって俺とゼロの後ろ追いかけてた」

「全然追いつけなくて、置いていかれないように必死だった」

「あんなに泣き虫だった女の子が知らない間にこんな下着付けるようになっちゃって…」

クイっと肩紐を引っ張る

「エッチ!」
「いってー、肘鉄かよ…」

綺麗に俺の脇腹にの肘が入った

「もうヒロくん知らないっ」
俺の腕を振りほどき、まだ乾き切っていない服に手を伸ばした

「ごめん!冗談だって…そんな怒んなよ…」

「ヒロくんにとったらまだまだ子どもかもしれないけど…もう15歳だしこれくらいみんな着けてる…」

「わかった…わかったから…ほんとごめん」

無神経だったと反省した
そりゃそうだ、体つきはもう立派な女だもんな
男に下着触られたら怒るよな

「ごめんなさい」

服を着てそっぽを向いてるにもう一度謝る

「ー?」
回り込んでほっぺをつんつんすると
「また子ども扱いするんだからっ」
とようやく口を聞いてくれた

「怒ったってかわいいだけだから、怒んない怒んない」
よしよしと頭を撫でる
「子ども扱いしないでって言ってるのに…」
小さくそう呟いた声は外から聞こえた音にかき消された


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