第42章 Indecent *
より一層激しくなる陣平さんの律動
陣平さんにしがみついた
私の胸に顔を埋めた
陣平さんの息が胸に当たって、それだけでもゾクゾクとする
口に飾りを含んでカリっと歯を立てられたかと思うと全身にビリビリと快感が駆け巡った
「んっ、あぁぁぁん…も、ダメ…」
「ハァ……一緒に……うぅ…ハァ…あぁ、で、る…」
「あぁ……んあっ……」
陣平さんの欲が奥で放たれた
ハァ…ハァ……と呼吸音が混ざり合う
陣平さんとベット寝転がって、乱れた呼吸を整えた
「……、傷…大丈夫か?
ごめん、加減なんて出来なかった…」
「ん…大丈夫…」
腕枕でしばらく微睡んでいたら陣平さんがお風呂の準備をしてくれた
傷口が濡れないように慎重に洗ってくれる
その後、包帯も巻いてくれた
「傷…綺麗に治ったらいいな…」
チュッとキスを包帯の上からする
戸惑っていると
「跡が残らないように、おまじないだ」
「恥ずかしいよ…」
「さっき、あれだけ恥ずかしい事した癖によく言う…」
私の隣に座ってグイっと抱き寄せられた
「してる時の…すっげー、可愛かった」
「…っ…、そんないい声で…耳元で喋らないで…」
「俺の声、好き?」
「好き…」
「いきなり素直になんの、反則じゃねぇ?」
「もう…やっ…」
洗ってくれたばかりの肌に陣平さんの唇が触れてたくさんキスされる
チクッと痛みが胸元に走った
「痕、付けちまったな…」
わざと見える所に赤い跡を残される
「こんな見えるところ…明日、本庁に行かなきゃ行けないのに…」
「悪ぃな…」
全然悪いと思ってない感じでキスマークをなぞりながら言う陣平さんの手を払い退けた
じゃれあっているとチャイムが鳴る
陣平さんが出てくれて研二さんを連れてリビングにやってきた