第34章 BABYDOLL *
店員に流されて買っちまったのが真実でもいい
俺の為に選んでくれたと勘違いさせて欲しい
おっぱいを弄んでいると縋るような目で見られた
「直接触って欲しいのか?」
「うん…」
「こんなエロい下着せっかく着てんのに脱がしちまうのもったいねぇなぁ」
「意地悪…」
胸元についているリボンの端を噛んでゆっくり解けるように引っ張った
の表情はようやく触ってもらえることへの期待と恥ずかしいのとが相まっていた
「焦らさないで…」
「焦るな…時間かけていっぱい可愛がってやっから」
リボンを解いたことで顕になったおっぱいはがハァハァと切なそうに呼吸をする度に上下していて、それだけで官能的だった
パクっと飾りを口に含んで、吸い付く
「あんっ……ハァ…じんぺ…い、さん…もっと…もっとして……」
かわいくおねだりされたら、期待に応えないといけないよな
ぢゅるぢゅるとわざと音が響くように舐める
反対側は爪を立ててカリッと引っ掻いた
の嬌声が一段階高くなった
「こうされんの好きだよな…は」
「んぅ……、あっ…、陣平さんは?」
「ん?」
「わたしも、陣平さんが喜んでくれることしたいの」
ゆっくり上体を起こしてトロトロに蕩けた表情
でも、目には涙が溜まっていて、それを指で拭った
「無理しなくて、いいんだぞ」
頬を撫でるとの手が添えられる
目を閉じて俺の手のひらにキスをして
指先にも柔らかい唇が触れる
指先にチュッとキスされて赤い舌が指の間を舐めた
ゾクゾクした
「…っ…、ハァ……」
抑えきれなかった声が漏れてしまう
恥ずかしそうにでも、嬉しそうに微笑む
「どこで覚えてくんの、それ」
は小首を傾げている
「天然かよ…参った…な…」
「私、陣平さんの手、好き
大きくて暖かくて、優しい」
スリスリと頬を俺の手に甘えるように擦り付けてくる