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緑間のバスケ【黒子のバスケ】

第44章 忘れさせてやる






「怖くなったら言えよ。」



いい形の胸を揉みながら言うが、当の本人はすっかり蕩けた目をしていて。口寂しくなりキスをすれば、その腕を首に回されて応えるように舌を絡ませてきて。


杞憂だったか、と思ったのも束の間。
その腕は微かに震えていた。“ちょっと寒くて”なんてウソにもちろん騙される訳がない。




「・・・オレが全部、忘れさせてやる。」



そう言えば花子は、コクリと頷きしがみつくようにオレに抱きついた。その細い腰に腕を回し、スカートのホックを外す。


制服を脱がして初めて、太ももの付け根あたりにある真新しい引っ掻き傷の存在に気が付いた。きっと抵抗したときにでもついてしまったのだろう。


ココにも触れたのか。
そう思うと嫉妬で怒り狂いそうだった。


しかしソコが触られていたと分かると、どこまで灰崎にされたのかすごく気になった。まさか最後まで・・・なんて勝手に想像して、1人で勝手にイライラして。



「ココも触られたのか?」



なんて荒い口調で問いかけながら、秘部に指を這わす。花子は被害者で怒りをぶつける相手は灰崎なのに、分かっているのに黒い部分がチラチラと見え隠れする。



『・・・少しだけ。でもシてはな、んぁっ、』



湿っているソコに一気に指を2本奥まで入れて、膣壁のイイトコロを避けて動かす。花子は甲高い声を我慢するように手の甲で口元を覆う。


全くふざけた話だが、目の前の彼女は傷付いたというのに“シていない”と知って安堵している自分がいた。またもや未遂で終わったということか。


良かった。いや良くはないが、最悪の事態は免れた。




『・・・やっ・・・あんっ・・・・ぁっ、ソコじゃない・・んっ、』



変わらず花子は与えられる快感に喘ぎながらも、イイトコロに当たらない指にもどかしさを感じていた。故に花子は腰を上下に振らし始める。




「腰動いてる。すごいエロいよ、花子。」


『・・・やぁっ・・・んぁ、・・言わ・・・んっないでっ、』


「こんなに濡らしてどうした?」



なんて敢えて意地悪なことを言ってしまうのは、花子のことが愛おしいから。そして花子もまたこう言われることが好きなようで、咥えているオレの指に更に絡みつく。


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