第2章 名前はキンプリ

「えー、今から皆さんには
それぞれ割り振られたグループの
チーフマネージャーの指導のもと、
お仕事をして頂きます。

所属タレントとの
コミュニーケーションや
自分が今何をすべきかを考え、
冷静に行動して下さい」



マネージャーって聞いてたから
もっとドタバタするのかなと
思ってたけど、

今は研修期間だからかな。


凄く落ち着いていると思った。

そして、名前の次は
担当するグループの名前が
割り当てられていった。




「加世さんはJUMPです。
ここ人数多いけど、最終的には
1人に付いてもらう事になります」

「分かりました」



どんどん呼ばれて、
次はわたしの番。



「えー、勝瀬 さん」

「はい」

「勝瀬 さんはキンプリです。
平均年齢が他と比べて低いですが、
実力あるグループですので、
しっかりコミュニーケーション
取りながら頑張ってください」


「分かりました」



キンプリっていうと、
あのデビューしてから
怒涛の人気のグループ……


なんだか楽しそうだ。