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【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~

第4章 疑惑








口に出さずとも分かる才能の差。
それがずっと悔しかった。

……なんて、
こんなの思ってるだけ無駄なんだけど。



しょうが、
廉が、
岸くんが、

それぞれ新しいことに挑戦して
成功していく過程を目の当たりに
するからこそ、
自分の出来の悪さを実感する。




だから、
人一倍練習するようになった。

昔から得意だったダンスですら、
オレには自信がない。

大会で優勝しても
両親に褒められたとしても
それは何も残らなかった。





——いつもオレは、
どこか劣等感の塊なんだ。










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