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【KP】~僕らと苦くて甘い日々を~
第2章 名前はキンプリ
すると、私の隣に座ってた
神宮寺くんは
何か思うことがあるのか、
ぼうっと撮影の機材がある方を
見つめていた。
「神宮寺くんは、何か
やらないの?」
「僕は別に。今やらなきゃな
事もないんで」
「そうなんだ」
……。
——……
しばらくの沈黙の後、
彼は独り言のように呟いた。
「ベータってほんと、
何にも出来ないんですよね」
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