第5章 拘束されてお仕置き...~松本潤~
煽るように、腰をまわし潤ので自分の中をかき混ぜる。
きゅうっと奥が縮んで潤が息を漏らした。
ぐっとギリギリまで引き抜かれてから奥まで一気に貫いて、攻め立てるように打ち付ける。
いつもより激しく響く肌と肌のぶつかる乾いた音と混ざり合う水音が、部屋中に響き渡る。
潤の攻め立てを受けとめ、自分からも快感を貪るように腰を動かした。
頭の中は快感を追うことだけしか考えられなくて、そのまま一気に階段を駆け上がるように頂まで登りつめた。
すでに収縮を始めた私の中を擦り上げ、こじ開けるように速さと強さを加速していく潤にしがみついて迎え入れた。
次第にいつもなら引いていくはずの体のくすぶりが、また広がり始めた。
「な、んかぁ、おかし…よっ。まら…イキそっ…」
潤「…いいよ、イッて。俺ももう、これ以上むり」
二人で駆け上がるように快感を貪り、私の絶頂の直後に潤が最奥を打ち付け動きを止めた。
潤「大丈夫?」
「うん、大丈夫。…けど…眠くなってきちゃった。」
潤「いいよ。寝て。」
「手、握っててもいい?」
それには答えず、私の伸ばした手に潤の長くて骨ばった指が絡まる。
「あの、ね。後輩の男の子がね、」
安心して瞼が開かなくなってくる。でもこれだけは伝えておきたい。
「潤と同じ香水つけてたの。タクシーでそれに気づいて、なんか潤が側にいるみたいで、無駄に安心しちゃって…ごめんね。」
もう絶対昨日みたいなことしないから、と言いたくて頑張ったけれど、最後まできちんと言う前に思考が飛んでいった。
飛ぶ前に"起きたらもう一回ね"なんて聞こえたのは気のせいだろう。
潤「…なら、することは1つだね」
大きな手が私の額を優しく撫でた。
それから、私達の家から潤の香水の瓶が処分された。
私がそれに気付くのは、もう少し後になってから。