第5章 拘束されてお仕置き...~松本潤~
詰めていた空気を吐き出すと、ドクドクと速金を打つ心臓の音が体中に響いた。
潤の親指が私の目元を拭ったので、初めて自分が涙を流していた事に気付いた。
潤「いつもならやめてやるけど、今日は止めないよ。お仕置きだからね。」
硬い表情の奥に、少し楽しそうな目の奥が見えてまたじわりとソコが湿る。
でもやっぱり潤を抱き締めたい。でも抱き締められない。
「やめなくていいからっ...でも」
拘束された両手を潤の腕に擦り寄せ唯一動く指先で、筋張った大好きな腕を掴む。
「絶対抵抗しないからっ、これ外して。潤に抱きつきたいの」
泣きたくないのに涙がぼろぼろ出てくる。潤の喉が大きく上下しているのが見えた。
潤は、私の溢れる涙を指の腹でもう一度拭ってからきつく縛られたタオルを解いた。
固定の余韻で震えて力の入らない両手を潤の背中にまわして、必死に抱きついた。
潤「…結局俺はゆなに甘いよな。」
不満げに歪む目元にキスをした。
「じゅん、…いれてよ。したい」
潤「…今度は寝んなよな。」
疑わしげな視線を送る潤に、口付ける。
いつも私にしてくれるように、舌を絡めて深く溶け合うように唇を重ねる。
潤は、私の頼りないリードに合わせるように舌を一層深く絡ませ、熱く硬くなったものを私の蜜口にあて、そのまま一気に奥まで貫いた。
悲鳴のような声が潤の舌に絡め取られていく。
潤「…中、すごッ」
絞り出すように言う潤が、愛しくて中がぎゅうっと反応する。
「…潤っ、すき。だいすき」
潤「…あんまり自制出来なくなること言わないでくれる。余裕ないから」
そういう割に、ゆっくりと慣らすように出し入れをする潤に、我慢できず煽るように自分から腰を動かした。
「わたしも…がまんでっきなッい…っ。うごいて。じゅんも、がまんしないで」