第5章 拘束されてお仕置き...~松本潤~
目を開けるといつもの天井。でも何だか頭がスッキリしない。
私昨日飲み会で…ん?
前髪を触ろうとして自分の両手首がタオルで固定されてるのに気付いた。
潤「あ、起きた?」
ねみー、とあくびしながら私をいつものように胸に抱いていた潤が絡みついていた腕を解く。
「え、何?私昨日…えー?」
タオルで固定された両手首を潤に見せながら何が起こったのか必死に思い出す
潤「みき昨日飲み会に行ってベロベロになって帰ってきたの。後輩の男と。」
潤は寝癖のついた頭をかきながら、今何時と言って枕元の携帯を目を細めて見る
んん?
そうだ、確かに飲み会だった。
普段飲み会に行くこともないので、久し振りの飲み会にテンション上がって…
え、後輩の男!?
潤「思い出した?ひどかったよ」
私は働かない頭で必死に昨日の事を思い出してた。
確か後輩の男の子がタクシーで送ってくれて…
ああ、そうだ。
それで鍵が見つからなくって潤をエントランスのインターホンで呼び出して…
すみません、ここから先がさっぱり思い出せません。
そして謎の、この拘束まで全く思考が繋がらないのですけど。
「な、なんか思い出せないんだけど、これは?」
タオルでがっちりと拘束された両手首を、潤に見せる。
潤は私の手首の拘束をチラリとみてため息をついた。
潤「俺がやった。」
「うん…なんで?」
潤「お仕置きするから。」
は?
お仕置き?は!?
思考を動かそうとしても全く動かない自分にいい加減焦ってきた。
潤「昨日帰ってきてからみき玄関で寝ようとしたの。酒くせーから俺が風呂に入れて、ベッドに寝かせようとしたの。」
あー、なんか薄っすら覚えてるかも。
結構散々騒いで、体洗ってもらって髪の毛まで乾かしてもらったような?
「ごめん、ありがとう」
しゅんとした私に、大きな溜め息をつく
潤「そしたら急にお前が急に俺の潤クンにむしゃぶりついてきて」
「い、言わないで!思い出したっ!ごめんなさい!!」
顔から火が出るとは、こういう事なのかと思うくらい顔に全身の血が上がってきて真っ赤になるのがわかる。
そうだ、思い出した。
ベッドに入って潤見てたら、急にムラムラしてきて我慢できなくな