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5人でいる。--幸せな空間--【気象系BL】

第7章 2人きりの時間 ★



>>side:Satoshi


智「ただいまー」

和「…おかえりぃ」


朝早くに目が覚めたから、
画材屋に出かけて
足りなかった絵の具とか、
いろいろ買い漁ってきた。
もう気付けば昼過ぎで。
今日はにのも休みだったなと思いながら、
昼ご飯を多めに買って帰って来た。

リビングへの扉をあけると、
にのがコーヒー片手に
膝にはクッションを抱いて
ソファで寛いでた。

智「ひとり?」
和「うん。」
智「飯は?」
和「んー…これもうちょっとで終わるから…」
智「ああ。ごめん、邪魔して」
和「んーん…」

映画観てたみたい。
みんないる楽屋とかだと
ゲームなにのだけど、
1人だと映画を観てる印象がある。
洋画も邦画も、アニメも。
映画、好きなんだなぁって思う。
感想とか聞いたことないけど、
どんな視点で観てるのかとか…
気になったりしたりして。
だって、にのだもん。俳優さんだから。

俺は邪魔しないように、
ご飯はダイニングに置いて
買ってきた道具を部屋に運び入れた。


和「リーダー!」

智「ん…」

ちょっと横になったら
寝ちゃったみたい…
あ、でも30分くらいしか経ってないや。

呼ばれる声が聞こえて、ドアを開けた。

和「ね、これ食べていいの?」
智「あー、俺も食べる。一緒に食べよ」

階段をおりながら話す俺。

和「おいしそ♪」
智「…ふふ。かわいい。」
和「ん?」

階段の下には俺が買ってきた
ポテトを顔の横に持って
ニコッと笑うにのが待ってた。
あまりに可愛いからそのまま抱きしめる。
にのはキョトンとしてたけど。
これぞオフのにのって感じ。
気が抜けてて、いつもみせる
キリッとした空気がまるでない。

和「俺のも買ってきてくれたの?」
智「当たり前だろー。」
和「ありがと、さと♪」
智「ふふ……映画、良かった?」
和「うん。カット割珍しくて巻き戻してたりしたら時間かかっちゃった」
智「ほー。なるほど…」
和「んー?…さとどっち?」
智「俺テリヤキ」
和「えー、俺も」
智「お前いつもチーズだろ?」
和「んー…」
智「…じゃ、半分こしよ?な?」
和「うん♪ありがと」
智「ナゲットのソースが期間限定らしい」
和「へぇ、おいしそー」
「「いただきます!」」

美味しそうに食べるにのをみて
嬉しくなる俺。なんだろうね?
でも、2人だとより甘やかしたくなる。

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