第6章 旅先ホテルの一室 ★
>>side:Jun
潤「…明日は早いから寝るか…」
和「んー……あの3人飲んでそう。ふふ…」
潤「絶対飲んでるよ。俺らは真面目だから寝ようねぇ」
和「んふふ…うん♪」
ぎゅーって抱きついてくるこの子が
愛おしくてたまらない。
いつからだろ…こんなに、
かずがトクベツに感じるようになったのは。
最初から…?かもしれないなぁ。
だからと言って、ずっと独り占め
しようとは思わないしできないと思う。
かずは可愛いから、リーダーも
翔さんも、相葉くんも、大好き。
もちろん、俺も愛されてると
ちゃんと感じることができるくらい
愛をもらってる。みんなから。
ただ、かずからは人一倍…
それを感じるのは嘘じゃないし
俺も、それを返してる自覚はある。
潤「…かず、好き。」
和「ん、……じゅん…すき」
潤「ふふ…眠いな、ごめんごめん」
和「ん……」
好きって、こんなに言い合うのも
普通になりつつあるけど…
これもいつからだろうなぁ。
ま、いいか…
俺らがトクベツ愛し合ってても
5人の関係に変わりはないと思うし。
…変かな?それって…。
だって、多分、みんな知ってる。
----------
和「…ふふ…」
潤「…ん、…かず…」
和「…おはよ」
潤「おはよ…んーっ」
和「わっ、ちょ…大型犬っ」
潤「かずは小型犬~」
和「いやいや、あんま変わんないからね?全体的に」
潤「…まぁ、…雰囲気。」
和「…そうね」
起きたて。
かずに擦り寄って甘えて、寝起きもいい感じ。
和「部屋戻るー?」
潤「んや、いい~…荷物あるし」
和「んー。っコホコホ」
潤「え、風邪?大丈夫?」
和「や、大丈夫。ちょっと詰まっただけ、ゴホゴホっ」
潤「ちゃんと布団着てたよな…?」
和「着てたよ、じゅんもいたし温かかった」
潤「ん…歌える?大丈夫?」
和「ふふ…昼だしね?声出しする。めずらしく」
潤「ふふ…珍しい~」
和「べー」
潤「ふふふ!一緒にする?」
和「…潤くんハードそうだからやだ。隣にいてもいいけど」
潤「…こら。」
和「ふふ…」
全部準備は会場でやるから
ホテルでは特に何もしない。
時間ギリギリに起きたし
そろそろ行くかな。
翔「お。やっぱり」
和「おはよー」
雅「あー、絶対一緒だと思った」
和「そっちこそ~」
ドアを開けると
3人が廊下にいた。