第2章 今夜は全員集合 ★
>>side:Satoshi
翔「うまそー♪」
智「翔くんかつお節」
翔「はいはーい。…あれ、ここになかったっけ?」
智「え?ない?」
和「なにー?」
智「かつお節!なくなった?」
和「あー、そこになかったらコンロの下にストックない?」
翔「コンロのした~……あ、あった!さんきゅ」
和「上に何個か入れといて~」
翔「はーい」
俺らがキッチンで晩ご飯を作っている間、
にのはリビングのソファに横になっていた。
まぁよくあることだけど、、疲れたんだなぁ。
「ただいま~!」
翔「雅紀おかえり~」
雅「お!今日焼きそば?やったー♪」
智「超食いそうなのが帰ってきた」
雅「ひゃひゃ♪お腹ぺこぺこ!」
智「タイミングいいなー。できたよー」
雅「手洗ってくる!…あれ、にのちゃんおつかれ?大丈夫?」
和「んー、だいじょーぶ」
翔「腹いっぱいでお疲れなの」
雅「そうなの?焼きそば美味しそうなのに~」
元気いっぱいで帰ってきた相葉ちゃん。
なんか空気が明るくなるのは
ほんと、才能だと思う。
リビングにいるにのの傍に行き
顔を覗き込んで頭を撫でると、
部屋に荷物を置くため2階に上がって行った。
和「んー…いい香り」
智「…食う?」
和「…いらない……」
智「ふふっ…お疲れさん!」
和「ん…」
盛りつけを翔くんに任せて、
俺もリビングのソファに近付くと
くんくんと鼻を揺らすにのがいた。
頭を撫でてやると気持ちよさそうにしてる。
ほんと、子犬みてぇ…
「「「「いただきまーす」」」」
そうこうしてるうちに松潤も帰ってきて、
今日は全員揃って晩ご飯。
いや、1人いないけど。
まぁ、そこにいるし。
雅「うまーい♪」
智「だろー。」
潤「んー、うまいねー」
翔「にぃさんマジ上達してるよなー」
潤「翔くんも見習えば?」
翔「俺は出だしで挫けてるからそう簡単には上達しない」
雅「でも最近手伝いできるようになったもんねー」
潤「ちょっとは上達してるじゃん」
翔「マジ?過大評価ありがとーう♪」
智「ふははは!」
やっぱり全員揃うと賑やかで楽しい。
あんまりないんだよね、揃うこと。
だから…にのが食卓にいないのは
ちょっと寂しいけど…
…って考えることは同じみたい。
潤「にのー、こっちおいでよ」
和「…んー、」
翔「そうそう、食わなくてもいいからさー」